A+S Sound Vol.1
先日、2023年3月21日(木)に、おかげさまで8周年を迎える事ができました。
支えてくださったお客様には心より御礼申し上げます。
先日、スタッフ増田が書いたブログにてご紹介致しましたが、A+Sの根幹にある 『HIP-HOP』 について少し深掘りしたいと思います。
『HIP-HOP』の起源は1973年8月11日に開催された一つのパーティーだと言われています。
パーティーの主催者はDJ クール・ハーク。
HIP-HOPを語る上では超重要人物です。お好きな方は耳にタコができるくらいこの名前をご存知のはずです。
当時、ニューヨークに住んでいたクール・ハークはこの日、妹の誕生日を祝うため、サウス・ブロンクス地区にあるマンションの多目的スペースでブロックパーティーを開催しました。
ブロックパーティーとは、ブロックが意味するその 『区画=コミュニティ』 に暮らす人々の祝祭を公園などで開催する小規模なパーティーです。
一説によると、このパーティーは妹へのプレゼント代を稼ぐために開催したとも語られています。
1970年代はアメリカではディスコブームでしたが、そんな中でクール・ハークはファンクやソウルといったブラックミュージックを爆音で流したのです。
やがてそのパーティーが地元で一躍人気となり、会を重ねるうちに影響を受けたアフリカン・バンバータらによって、広がりを見せていきました。
そしてこの時にクール・ハークは重要な発明をしました。それが 『ブレイクビーツ』です。
曲の中で、ドラムや楽器だけが演奏される 『ブレーク』 だけを2枚のターンテーブルで交互に再生させ、永遠にループさせ続けたのです。
現代でいうとインスタグラムやティックトックのループ再生が似ていますね。
やがて 『ブレークビーツ』 にあわせてMCが喋り続け、ラップへと進化し、このサウンドに合わせて踊るブレイキンが生まれていく事になります。
ブレイキンは、2024年より正式にオリンピック競技になるなど広がり方は一目瞭然ですね。
こうした新しい表現方法が次から次へと生まれ、HIP-HOPカルチャーを進化させてきましたが今年でなんと、生誕50周年を迎えます!
HIP-HOPが大好きな僕らとしてはなんともたまらないメモリアルイヤーです。
店舗にお越しいただいた方はご存知だと思いますが、実はオープン当初から店舗BGMは80’s -90’sのHIP-HOP サウンドを流しているくらい大好きです。
そんなカルチャーに敬意を表して、普段、店舗にお越しいただけない方や、興味をお持ちでない方にも、僕らの大切にしているカルチャーを知っていただけたらと思い、僭越ながらプレイリストを作ってみました。
皆様の生活が少しでも豊かになる手助けができればと思いますので、ご視聴いただけますと幸いでござます。
著者 : STAFF 渡辺